相続は人の一生で例外を除けば二回、父と母から受け継ぐものです。人生80年で二回とはあまりにも経験が少なく、また身近に相続が起きても事細かに聞くこともできません。相続人の人数も違えば、相続財産の量も違うのが当たり前。そのお宅では良かったことも実際自分たちに当てはめてみると全然当てはまらないケースも。最近では大手ハウスメーカー等が相続対策セミナーを開催して賑わっているようですが、財産のある方対象のセミナーが多い様です。財産の中でも不動産だけは分け辛く土地・建物の価値自体も分かり辛いものです。それだけに不動産の相続で今トラブルを抱えている方が増えているのです。
では、なぜ不動産会社が相続のことを真剣に取り組んでいくのでしょうか?それには明確な理由があります。
相続では不動産の問題は避けられないからです。現金だけの場合なら何も問題にならないことが不動産が入ることで大問題になっています。そんな不動産の問題を解決できる専門家はやっぱり不動産会社です。そして、不動産の価値を正確に判断できるのもやはり不動産会社です。
地域に密着した不動産会社が家や土地を持つ方が、引き継ぐときに困ったり悩んだりすることの無いように今真剣に取り組んでいるのです。
土地の形が良く道路つきよく申し分のない最高な土地が何十年も草だらけになって放置されています。調べてみると5人兄弟で共有名義になっていました。何十年も固定資産税を払い放ってある状態です。本当に相続した5人兄弟は幸せなのでしょうか?また時間がたてばたつほどこの問題は次の代に先送りになるばかりです。結局この土地は問題解決できないまま何十年と過ぎていくのです。
不動産の専門家が相続のことを真剣に取り組んでいくのも必然なことです。地域の不動産を正しく引き継ぐのは地域に密着した不動産会社の使命です。
実は、日本の家計が保有している資産のうち、おおよそ7割が不動産資産なのです。資産を引き継ぐ相続の話となると、不動産のことは避けては通れません。「相続なんてお金持ちの問題でしょ?うちには関係ない…」そんな風に思っている方もいるかもしれませんがそれは違います。遺産分割で裁判になった人たちの例を見ると、おおよそ4分の3の人たちは、5000万円以下の資産をめぐって争っているのです。数億円の資産家の家族が争う…というものではありません。